#その他人文科学
A氏の人格障害、その主な特徴。 ①自分は特別な存在で、それにふさわしい華やかな成功をいつも夢見ている。 ②実際に優れた才能を持つ場合もあるが、時にはそれが親譲りのプライドや古い家柄だけだったりする。 ③自分を称賛してくれる取り巻きを求める。 ④些細…
目次 はじめに 「邪馬台国」論争の歴史秘話 第1部「邪馬台国論争」の歴史を裁く 第一章 現状の「邪馬台国」論争は危機的状態 日本考古学の危うさ/「邪馬台国」論争における日本文献学の自信のなさ/考古学分野のさらなる悲劇 現状の歴史学会は健全性を失っ…
◎『水の透視画法』集英社文庫に 3年にわたり新聞連載され、共同通信から刊行された 『水の透視画法』が2013年2月20日、集英社文庫として 全国書店で発売されました。文庫化にあたり、内容が一部補充され 、「文庫版のあとがき」にかえて書き下ろしエッセイ1…
「魏志倭人伝」を読み直してみると、文字の用法などにしても精緻で厳密に定義され、旅の行程なども精微で正確で「邪馬台国」の所在にしても明確に記述されており、その他の記述にしても、まだまだ「新鮮で未知なる魅力的な世界」だったのである。 p9 陳寿の…
内容紹介 「邪馬台国」解明の基本図書の解読は、明らかな誤訳があり、 古代史観を歪めていた! 『新訂 魏志倭人伝 他三篇伝』(石原道博編訳、岩波文庫、初版1951年、 改訂版1985年、現在81刷)は、「邪馬台国」論争のバイブルとして、 何の疑いもなく利用さ…
明日なき今日 眩く視界のなかで 辺見 庸:著 1,365円 エンプティ! 恐怖の因は 「乱」である以上に 「虚」である。 いま、なにが怖いのか。 なにが怪しいのか・・・。 未来性のすべてを喪い、 底知れぬ 空無のみが漂う 現在という時。 今日の 真景をめぐる …
わたしにとって男の理想像 『無双の花』(葉室麟 著) 葉室 麟Rin Hamuro|作家 立花宗茂を知ったのは、20代のころ海音寺潮五郎の『武将列伝』を読んでからだ。地元、福岡の武将と知り、親近感を抱いた。 九州に出陣した豊臣秀吉は、大友宗麟に属して島津氏…
春風献上 本年もよろしくお願い申し上げます
東電福島の原発事故は、人類史上最悪の災厄である。 この大災害は、「13重の意味で最悪」である。 1.大型の原発4基が全て爆発し、炉心が露出、大量の放射性物質が大気中に放出されてしまったこと。 2.原発4基の現場は、強烈な放射線で手も足も出ない…
勝手連で何か手助けできないものかと思い、演説会の文字起しをしました。文章としてはまだ見たことがないので、配布するにも有効ではと思っております。 民主党代表選街頭演説会(大阪・梅田) 小沢一郎 2010年9月5日 大変お暑い中を、そして日曜日の…
(九十一) 父は 八十五歳の時日向俳壇史を著わした 父は 多年の願望を成就してほっとした 父は それからほんとの老人となった 父は 交通事故を恐れる家族のために 日課の散歩は独行動をやめた 父のお伴をして私も朝早く散歩に出た 父と散歩しながら祖父の人…
(八十一) 父は いつも時間を厳守した 父の時計は 一分の遅速もない当時最良のものであった 父は 自分の時間以上に他人の時間を尊重した 父は わがために寸陰を惜しんだが 他人のため には自分の時間を忘れた 父の遺愛の懐中時計は 私の机の上で休みなく 時…
(七十一) 父はいつも神の前に独りを慎んだ 父はいつも天地神明に誓って言動した 父はいつも在すが如く 祖先の祭を怠らなかった 父は朝に一日の計をなし 夕に一日の反省を日誌した 父は元旦に一年の計をなし 歳晩に一年の回顧を摘録した 父は百を一生とし …
(六十一) 父は論よりも証拠を重んじた 父は実践を主とし読書を従とした 父は口を以て教えるよりも身を以て示した 父は陽徳よりも陰徳を重んじた 父は医者の不養生を恥とした 父は受けた恩は終生忘れず 施して報いを求めることは決してなかった 父は散る花…
(五十一) 父は一年の計は元旦にありとし 元旦は神宮参拝に始まった 父の元旦に始まる暁天日参は 五十年間続いた 父は壮年時代は始業の朝終業の夕 一日二回神宮に参拝した 父は喜びにつけ悲しみにつけ 神宮に参拝して祈りを捧げた 父の心身の強健はこの捨身…
(四十一) 父は縁の下の力持ちを好んだ 父は会長の時は寸暇を利用して 書記や小使の仕事をひそかに助けた 父は八十歳をこえて 看護婦を助けて薬つくりをした 父は廃物利用を好んだ 父の手にかかると子や孫の書き捨てたノートが 立派な抄録帳となった 父にと…
(三十一) 父は決して他人の陰口を云わなかった 父は他人の陰口を聞くのを好まなかった 父は噂によって人を律することはなかった 父は他人の目や耳よりも 自分白身の目や耳を信じた 父はある時親友の悪い噂を聞いた 父はある人からその友と交わらぬよう 忠…
(二十一) 父はいつも春風のように にこにこして人に接した たとえ持病の貧血による頭痛や 頑固な便秘による腹痛のある時でも 父は白己に対しては秋霜のようにきびしかった 今日出来ることを明日に延ばしたり 自分で出来ることをひとにたのんだり そんなこ…
(十一) 貧しくて進学出来なかった父は 何を師としたであろうか 父は後年よくいった 田舎にはよい師が少ないので 出来るだけ本を借りて読んだことを さらにそれを写本したことを 古事記 四書五経 万葉集 さらに医書まで丹念に毛筆で写した本は その一部が今…
父 杉田正臣著 序詞 「父」は七年間「根」誌に発表した 父から抜粋したものである 「父」は七十才にして漸く生まれた 私の処女作である 「父」は同居五十年間同業三十年 の父への謝恩追慕集である 「父」は詩にして詩にあらず 私の志を述べたものである 「父…
大漁 朝やけ小やけだ 大漁だ 大ばいわしの 大漁だ はまは祭りの ようだけど 海のなかでは 何万の いわしのとむらい するだろう (わたしと小鳥とすずと より) 「おさかながおそうしきをしている。」ということ、ここには、「人間と同じように」という人間中…