2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

積極対応

『積極対応』 世界はめざましく変化流動する 時には価値的に時には反価値に 従って人は常に対応を迫られる より積極的な対応をするには 客観的に冷静な視点を要する 主観的に活性な願望を要する 人が積極的な対応を好むのは 人間が行動主体であるからだ より…

(10)生きるとは対立しない事である 吉永光治

正義や慈悲を説くことは何もむつかしいことではない。それを黙って実行することが中々むつかしいのである。透水和尚は、乞食の境遇をあこがれたのではない。病気のため止むを得ず落伍した彼等に、又、身寄りのない孤独な病人に、身をよせて救い介抱したのは…

取り柄発揮

『取り柄発揮』 自分の取り柄は何であろうか いくらか積極的な所だろうか よりよく生きようとする所か 自分の取り柄を発揮するには 様々な本格学習が必要になる 様々な活力吸収が必要になる 自分の取り柄を喜ぶには 一つ一つ達成することだ そこから次が見え…

(9)生活そのままの道こそ生きる極意 吉永光治

平常心是道、毎日の生活がそのまま道そのものの現れなのである。人々は、生活以外に仏法の極意があると思い誤っているものである。「和尚さま、どうぞ御慈悲を以って仏法の極意を教えてください」と、透水和尚に金持の長者がおとずれた。透水和尚は大きな口…

活かされる

『活かされる』 人は自分が活かされる時 自分の力をフルに発揮する そこに充実と喜びがあるからだ 人は自分が役に立てる時 自分の知恵をフルに発揮する そこに共々の喜びがあるからだ 人は自分が認められる時 自分の人間性をフルに発揮する そこでは自分本位…

(8)嘘を吐くと地獄に落ちるぞ 吉永光治

透水は嘘を吐くと地獄に落ちるということを確く信じていた。それは何も死後の事を言ったのではなく、嘘を吐いたという一事で、地獄に落ちたのも同様なのである。真実の至極とは地獄に落ちて、おちたことを少しも知らぬのが真の地獄なのである。 嘘を吐けば良…

自立基本

『自立基本』 人は何故に自由を求めるのだろうか 自立という基本を求めるからだろう どんな鳥でさえ巣立ってゆくものだ いつまでも子供でいたいという風潮は 自立という生物自然を失うという事だ こうした社会に未来はあるのだろうか 自立的である者同士が協…

岡留安則の「東京-沖縄-アジア」幻視行日記 2011.07.07

■7月某日 福島第一原発は、三号機の水素爆発を防ぐために窒素の注入を計画しているが、原子力建屋の放射線量が高すぎて作業員が動けないために、米国製のロボットで放射線や水蒸気、ゴミなどの吸い込みに挑戦してみたが、線量が下がらないために床に鉄板をし…

(7)何が今大切か 吉永光治

透水和尚は、鉄眼禅師の提唱に耳を傾けていた。ところが書院の前方の菜園にふと目が移ったのであった。その日は非常にむしあつい日であった。透水和尚は何を思ったのか席を外したのであった。早速法衣を脱ぎ、破れ汚れた衣物を身につけ、素足で肥桶を荷いな…

真実経営

『真実経営』 真実の自己経営・協業経営 あるとすればこの二つだが そこには自立と互恵がある 人は誰でも価値ある事をしたい 命令と服従を望むものは少ない そこには自尊心が生じないから よりよく生きる人生の営みは 仕事と生活と熟成の三つだが そこには行…

(6)真実を秘してはならない  吉永光治

透水和尚にとって法門の世界は広大である。決して一宗一門にのみこだわるようなきゅうくつさは透水和尚にはなかった。つまり法に執着することはないのである。どこでも己が師として教えを仰ぐに足るものと信じた時には、広く推参して謙虚に教を乞うにちゅう…

よりよく生きる

『よりよく生きる』 よりよく生きる 何が価値かと学びながら 一つ一つ納得して生きる より豊かに生きる 総てに新鮮を見出だしながら 一つ一つ感動して生きる より確かに生きる 生きてゆく根拠を持ちながら 一つ一つ踏みしめて歩む [よりよく生きる] より価…

(5)山は山、川は川  吉永光治

山を見て川と言う人はいないし、川を見てこれを山という人もいない。こうした単純なことが、中々至難なのである。人は山はこれ山と徹見するに一生涯を費やしているのである。なるほど肉眼では山は是山と映じる。しかし、心の中で果たして山を山と正しく見て…

歪む

『歪む』 多少は体に歪みが出ても 心の病とはならないよう そこには工夫も又必要だ 努力が長年の支えであるが その努力も支えがあってだ だから生かされの真ん中だ 病む時は病むがよろしかろう 様々な支えを気付かせられる 一つの転機となし得るものだ [歪…

(4)死者をして死者を葬らしめよ  吉永光治

職業的宗教家を相手にしたり、又はこうした人々に心を寄せることは心の汚れであり、又、心をよごす、はしたなさを表すものである。よろしく無関心であれよとの意味である。透水和尚のように純粋さを愛し、日々これを捨命に生きんとする真剣な心の持主が、か…

不調の哲学

『不調の哲学』 どんなに不調の時であろうと 自分を活かす明確さがあれば 道は必ず開けるというものだ 不調の時の哲学や生き方学を かねてに学ぶ必要があるのは 人には逃避傾向があるからだ 好調や不調が循環的なのは 人それぞれの内部理由から これを脱する…

(3)悟るとは我から我を除くこと  吉永光治

桃水は、悟りについてよく知っていた。また悟って悟りに囚われたり執着することのおろかなことも桃水はよく知りぬいていたのである。病気をして薬を飲んだ、すると薬のおかげで病気が全治した。全治したら薬はもはや必要ではない。治ったのに薬を飲み続けれ…

心気充実

『心気充実』 心気を充実させる 自分なりの儀式を持つ事で 時には不足も生じるからだ 心気が充実しているなら それを意識して感謝する事だ それは沢山の縁によるからだ 心気をどの方向に向けるか その為には日常を点検する 有意義に向かっているかと [心気…

(2)生きるとは心を通して物を見ること 吉永光治

桃水和尚は橋の上から流れゆく水を眺め、また水の流れる音に耳を傾け己を忘れ愉しんでいた。そこへ一人の村人が通りかかって桃水和尚に声をかけた。「何を眺めていられるのですか」「水だ」その答えに村人はとまどった。そこでこんどは持っている葵の花に眼…

自己への学

『自己への学』 ボールを遠くに投げると 自分から離れて帰ってこない ボールと自分とは別々になる ボールを高く投げると 自分にやがて帰ってくる 何度でも繰り返しが出来る 人は様々な学をするものだが その学が本質本物であるなら 次第に自己への学となる筈…

(1)「桃水和尚の真実」              吉永光治

(1)「桃水和尚の真実」 吉永光治 複雑きわまりない社会、変動目まぐるしい時代に生きて、たくさんの重荷を背負い、さまざまなしがらみによってがんじがらめになっている今の世の人々にとって、桃水和尚の生き方に学ぶことは実に多いものである。 この文明…

浄福三宝

『浄福三宝』 健康と幸福と和合は 誰でも望む三つの宝 これは生き方の基本 健康は基本中の基本 自分なりに努力して 維持や管理が必要だ 幸福は人様々ではあるが 自分中心を抜け出す事で 和合を目指す必要がある [浄福三宝] 若い時には酒の強さを誇ったりも…