#哲学

最たるもの

『最たるもの』 田辺聖恵 心の糧は意識して求めねばならない 仕事を通して 人間関係を通して 読書対話 静思はその最たるもの 心の刺激を好んで求めねばならない 社会を通して 芸術を通して 大自然への直接はその最たるもの 心の表現をいそしみ求めねばなら…

心の友

『心の友』 田辺聖恵 あなたは いや私は心友を持っているか 何が真実で 何が最も大切な事であるか そうした事を語り合う本当の心の友をだ 人生をつきつめて考えるようになれば かえって人は 孤独になる傾向がある 何も偏狭になるのではないのであるが 奇妙…

静思湧言

一日の内一回生きる。 自己との面会謝絶。 考え方に風穴を開けよ。 野球ならホームラン、人生ならほうむらん。 真面目は疲れるぞ‐非まじめは難しいぞ。‐愛情日本。 音を立てて元も子も水洗。 ファージイ対応よりも剥離法が大切。 凡小庵山人敬白 ただ今全人…

静思湧言

自己を突き詰めれば世界になる。 世界への関心度が自己である。 凡に焦らず、凡に怠けず。 旗を振る必要がない平和。 英雄が不要になる平和。 過剰文化到来に対処せよ。 好景気継続、精神文化停滞。 原則なき日本に減速なし。 経済優先は百年の伝統なり。 経…

静思湧言

人間とは何かへの対応存在である。 人間と一般生物との違いは未来予測の幅である。 地獄の鬼は人を殺さないが人間は人間を殺す。 仏教における天国は仮住いという特色がある。 道徳と宗教の違いは人間を越えるものへの対応差。 教育が企業と密着すればやがて…

静思湧言

最大の不透明が自分。 学んで学ばねば学ばざるに等し。 自立なき自由は醤油をつけない餅。 ただ今ユートピア工事中。 宇宙時代の次が人間時代。 行って帰ってらっしゃい。ハイそれだけ。 時にバイパスが必要なのが人生。 時に花冷え、時に金冷え。 あの人は…

静思湧言

心構え第一は心構えを求めるなり。 迷惑の第一は求めざるなり。 易学の第一は地の下に天がくるなり。 予測の第一は必死到来なり。 関心の第一は己自身なり。 仕事の第一は目的なり。 目的の第一は深層意識化なり。 深識の第一は自発力なり。 自発の第一は喜…

静思湧言

心次第、環境次第。 心を広げれば、世界に苦多し。 生きるのに精一杯・遊ぶのに精一杯。 自分を高めるのは自分でない。 人の愛はとかく偏り。 スピードを増すと脇が見えない。 多忙人生から少忙人生へ。 忘れ易いのが恩、忘れにくいのが恨み。 足を痛めて知…

静思湧言

一方で先鋭・片方で穏健。 食っても食ってもまだ食う人間。 豊かになったから、ここらでちょっと一休み。 傘を忘れ核も忘れる日本人。 大した取り柄が無いと自覚する素晴らしい取り柄。 この頃の人間は空中ブランコのようだ。 豊かさが不満の質を変えてゆく…

静思湧言

人類は自己形成の生きた歴史だ。 自己とは自分を超えるものを取り込むもの。 自分本位とは自己を下落させるものである。 惑星人間となるか恒星人間となるか。 地上をはい廻るか大地を踏みしめるか。 他との相対で生きるか自己に対面して生きるか。 人類歴史…

静思湧言

一路を迷う。 迷採服を着ていると隠れ易い。 人はしばしばお日さまがまぶしい。 何んと私の中にビックリ箱がある。 笛吹けど人は踊らず、われも踊れず。 あなたも鉄筋コンクリートの中で… 自然を満喫しましょう。お金を払って。 折り返し点、ここからが本物…

静思湧言

そろそろ お目覚めの時間です。 思考力とは何か 何故必要かを考える事。 先ずはウオッチング、次いでウオンティング。 折り込み広告が高級になりましたね。 怪・力・乱・神を語れば発想転換。 人間は本来スロースターター。 新型ビールスによる過労死。 定時…

静思湧言

静思なき湧言は乱想、湧言なき静思は沈滞。 先ずは「悠遊」と大脳にインプットする。 体の脂肪チェック、思考の脂肪チェック。 気付かぬのが低迷、気付かぬのが興奮。 本来生命に面白さ無し。 汝はリニアモーターカーの如き人生を欲するや? ある人は山に登…

静思湧言

人生の面白さはその面白さの発見にある。 真面目通りを真面目人間が黙々と通る。 無為無策に徹する難しさ。 戦国武士はよほど旗好き。 商戦たけなわ、シンボルマークで戦う。 最もはっきりしないのが自分イメージ。 分かりにくいのが正義、分かり易いのが儲…

静思湧言

坐ってみる。静思してみる。 応答してみる。発信してみる。 いとしき日本―駆け足日本。 地球の上、宇宙の底に私がいる。 トンボちょうちょうバッタとかげ庭の友。 この頃は雑草も住みにくくなりました。 新型英雄登場、ハーイ何々賞金王! 右を見て 左を見て…

静思湧言

宣言とは自己へのメッセージである。 キャリアと自信は相乗作用する。 昔はホラ貝を吹いて、説教を始めた。今は行進曲が鳴って、入場が始まる。 まずは音楽、まずはダンス、お嬢様。 二一世紀はチョコレート文化を越えるかどうか。 ハンバーガとはしながら喰…

静思湧言

自己認識と自己把握の難。 重大なるミス―自尊心の欠如。 聞いても聞いても聞こえぬ。 社会変革と自己変革は別次元。 高速道と低速道路、さて中速道路はいかに。 向上的野心を燃やせ。 向上的欲求と向下的欲望の比率計算。 善美なる劣等意識、崇高なる理想意…

静思湧言

己に付加価値をせよ。 他と闘うという形で己と闘っている。 夜明けは本来、静かなものである。 幸福欲望と価値欲求とをバランスさせよ。 自立が難しいのは死ぬ存在だからである。 タバコから始まってアルコールになって自分を燃やし尽す。 号令「打ち方止め…

静思湧言

人は凝集と展開の二役を演じる。 天高く 人澄む。 すじ道を立てる場合と、すじ道を度外視する場合。 俊馬は風に乗り、鈍牛は草に臥す。 目的的人生に必ず実りあり。 風と共に去り、風と共に来たるは何か。 丸釘は打たれて力を発揮する。 応答せよ、宇宙信号…

静思湧言

自分を打ち込む、自分に打ち込む。 想像力・創造力・騒造力。 寛容性は想像力のもと、固着性は結集力のもと。 自発的努力は喜びを生む。 自由と自発性は同義語。 説教臭は体臭の如く、自分では臭わない。 百年一日の如く、一日百年の如く。 五十%確率は天気…

静思湧言

獅子身中の虫は己なり。 驚嘆すべきは油虫の旺盛力。 独立守備隊は破滅イメージ。 ヤクザ・ピストル・殺人ゲーム。 白色・赤色・黄色―世界三大色素。 ウオッチングの極致―自己観察。 美人は笑顔を必要とせず、罪人は反省を欲せず。 日本教とは、一名多忙教な…

静思湧言

勤勉の特徴は無思考にある。 白紙にもどせると錯覚するのが人間。 言いたい事も言わないのは、言いたい事がないから。 戦争の恐ろしさは聖戦とする所にある。 まず腹が立って理由が後からつくのがケンカ。 一方に餓死、一方にバードウォッチング。 日本の母…

静思湧言

対話楽。 小舟で流されるにしてもカジ取りがいる。 立腰は実践への原点。 柔軟な構え、堅実な行動。 已に勝つには己を知らねばならない。 対他・対物、対自・対思想への適応。 二つの難。拡大しての統合、集約しての柔軟。 一万年で弓矢から核爆弾へ。次の一…

静思湧言

少知多考→承知多幸。 良き発想は、好ましき発想から生じる。 やってみなければ分からない人はやってみても分からない。 思索とは投網術である。広げて投げてからしぼる。 魚の生臭ささは素材だからである。 海中で人はにおえるか。 一般に生物は前進型である…

静思湧言

最大の落し穴は自己憐びん。 最大の難事は自己把握。 エネルギーとは吸収活用すべきもの。 巨言と虚言の中間に名言がある。 人生はマラソンだが、競争型とマイペース型がある。 決して走らない人生も希少価値。 何故女性だけが翔んでいるのか。 日本舞踊に舞…

静思湧言

進む道は常に一本である。 推進と成熟は同一エネルギー。 無我とは真自己の本質表言である。 一切流動とは価値的転換を内包する事。 現象的自我を本質的自己ヘ-これが人類志向。 風に二種-吹いてくるもの、起こすもの。 アリの如く地をはい、鳥の如く空を…

(10)生きるとは対立しない事である 吉永光治

正義や慈悲を説くことは何もむつかしいことではない。それを黙って実行することが中々むつかしいのである。透水和尚は、乞食の境遇をあこがれたのではない。病気のため止むを得ず落伍した彼等に、又、身寄りのない孤独な病人に、身をよせて救い介抱したのは…

(9)生活そのままの道こそ生きる極意 吉永光治

平常心是道、毎日の生活がそのまま道そのものの現れなのである。人々は、生活以外に仏法の極意があると思い誤っているものである。「和尚さま、どうぞ御慈悲を以って仏法の極意を教えてください」と、透水和尚に金持の長者がおとずれた。透水和尚は大きな口…

(8)嘘を吐くと地獄に落ちるぞ 吉永光治

透水は嘘を吐くと地獄に落ちるということを確く信じていた。それは何も死後の事を言ったのではなく、嘘を吐いたという一事で、地獄に落ちたのも同様なのである。真実の至極とは地獄に落ちて、おちたことを少しも知らぬのが真の地獄なのである。 嘘を吐けば良…

(7)何が今大切か 吉永光治

透水和尚は、鉄眼禅師の提唱に耳を傾けていた。ところが書院の前方の菜園にふと目が移ったのであった。その日は非常にむしあつい日であった。透水和尚は何を思ったのか席を外したのであった。早速法衣を脱ぎ、破れ汚れた衣物を身につけ、素足で肥桶を荷いな…