真実経営

   『真実経営』        
真実の自己経営・協業経営
あるとすればこの二つだが
そこには自立と互恵がある
 人は誰でも価値ある事をしたい
 命令と服従を望むものは少ない
 そこには自尊心が生じないから
よりよく生きる人生の営みは
仕事と生活と熟成の三つだが
そこには行き詰まる事がない
               
[真実経営] 利潤は経営上の重要な潤滑油だが、人間が価値ある自己経営をしてゆく条件である。利潤が目的化する所では人間が手段となるから価値ある経営とは言えない。この様にこれからは経営そのものが思想を持つ必要がある。  
  『企業文化と言われる様に経営には思想が必要』
 組織全体を優先させると個人は部品化される。組織を有機的に発想すれば、その構成要素それぞれが自立と互恵性を発揮している事が分かる。命令と服従は力の原理による管理ではあるが、誰しもが望む真実の経営には程遠い。          田辺聖恵