2009-11-19から1日間の記事一覧
『慈悲友愛』 例え僅かでも慈悲友愛の心が 自ずとその人にあるとすれば 自我欲に燃え盛ることはない 例え僅かでも法を求める心が その人に備わっているならば ブッダの教えにご縁が出来る 例え僅かでも静かな安楽の心が その人を満たすようになれば 周りに光…
『何ものか』 私は何ものだというならば 教育者でも評論家でも芸術家でも ましてや事業者などでもない 何が自分を満たす生き方か 何が価値のある生き方か ただそれを求めて歩む者なのだ 釈尊仏教によって生き方をつかみ そうした生き方をしているのだから や…
最終幕 「品川卿」 ふと、声が掛けられて、品川弥二郎は我に返った。 皇居内控室、どうやら物思いに更けて、すっかり我を失っていたらしい。 従者のひとりが怪訝そうに、いったい何があるのかと、空を見上げた。何もない青空と分かると、いよいよ不可解な顔…
『共感・対話・互恵』 今や世界が関係し合う 和合しようと対立しようと 共感的な生き方が必要だ 独善と闘争の力社会は 世界から排除されてゆく 対話的な生き方が必要だ それぞれが心を開いてゆく それぞれが英知を持ってゆく 互恵的な生き方が必要だ [共感…
私は、如上の理由に就いてすこし述べたい。 人は屡々『法悦境』なる言葉を使う。いったい、その『法悦境』なる境地は、如何なる境地であろうかというに、必ずしも、それは、宗教上の行為の上に於いてのみ見らるゝ境地ではないが、宗教的なる境地である。 宗…
空気や水に感謝しているか 空気に感謝することも水に感謝することも出来ない、実に愚かな人間だということになります。空気に感謝したことあるかということです。日本人は年とった人はお日様を拝む。お天道様。だけど空気に感謝するというそこまで細かくは普…
第九章ダンマ「大慈悲」(救済原理) たとえ 仏陀と 我なるに あらゆる衆生 まごころで 信じ 楽しみ わが国に 生まれたしと よく念じ 生まれぬならば 正覚せず。 ただし 五逆の 罪おかし 正法そしれる 者のぞく。 信仰による救われ 世尊は現実に四十五年間絶…
『両輪』 英知と友愛は車の両輪 英知は友愛を生み出し 友愛は英知を磨き出す 理知に過ぎれば行動が無く 情愛に過ぎれば筋道を失い 自他の相関互恵は現れ難い 英知と友愛の豊かさこそが 自他の生き方を輝かすもの 真実人間をまさに全現する [両輪] 先人によ…
正導の宣言 その時 世尊、ビクらに命じたまえり。 「ビクらよ、われは人天の一切のきずなより脱したり。おんみらもまた、人天の一切のきずなより脱したり。ビクらよ、おのおの各地に正導の旅をせよ。衆生の利益のため、世間をあわれみ、人々のまことの幸福の…