2009-11-10から1日間の記事一覧
第伍幕 幕末史上珍妙滑稽な「足利三代木像梟首事件」 が起きたのは、文久三年二月も末のことである。 首謀者は角田忠行、平田門下に連なるひとりである。この事件は北山の等持院に祀ってある足利将軍三代の木像を盗みだし、首を斬って三条河原に曝すというも…
『行動・達成・喜ぶ』 行動なくして達成はない 達成せずにいい目的などはない 目的なくして生きる意味はない パワ-なくして行動はない だからパワ-の仕入れが大事だ 特別に必要なのが心力パワ-だ 行動こそが生き方のポイント 行動・達成・喜ぶ これが基本…
『より良き生き方』 生き方の基準を持たねば 恥じる心も出てはこない 人の美しさも出てこない 他への思いやりを持ち 謙虚さと清らかさを持ち しかも真実と知恵を持つ 厚かましさと自分中心を離れ より良き生き方を求めるなら 生きがたい思いもするという 恥…
『人間』 直観 総合 感動の世界と 思考 分析 言語の世界と この二つが別立して連携する 感動を言葉に托して表現し 論理を具体の筋道として表現し 知・心・体三つが調和して円融となる 低俗な欲望から高尚な願望へ 固定思考から本質解明へ ここに人間の尊厳と…
元来、人間の種々なる欲求は、それを三つの範疇に属せしむることが出来る。 (1) 科学的欲求。 科学的欲求とは、真実ならびに真理を求むる欲求であり、それの特徴は、学究的である。 (2) 道徳的欲求 道徳的欲求とは、良或いは善を求むる欲求であり、そ…
第八章 ダンマ「六度」(施行原理) 施をなして 共に喜ぶ善をなせ 戒まもり 共に苦しむ悪止めよ 忍辱は 怒りをとかす慈悲心 精進は たゆまずはげむ力なり 禅定で 心正しく定まれば 智慧光り 仏陀の如く輝やかん 施行は互いの修行法 今迄は主として個人の完成…
精神分析を自分でせよ 自己を知るというのが仏教の基本的態度です。まず自己の心の中をのぞいてみる(内観)そしてそこに苦果を生み出す心因があればつまみとってしまうべきです。精神分析とはそれを心理学的にまとめた科学的方法なのですが、言葉こそ違え仏…
『釈尊を見習う』 釈尊は正導をもって生きられた 人々にみずから歩み近づいて 親切に真理の法話をなされた 一日一食の托鉢供養を受けて 何一つ蓄えるということなく 人々に友愛の心を捧げられた 殊更の奇跡神秘を必要とせず 誰しもが進める真理の道を みずか…
中道 時に世尊、五ビクに説きたまえり。 「ビクらよ、世に二辺あり、出家者は近づくべからず。 もろもろの欲の楽のみ求むるは、いやしき凡夫のなすところ、まことの利益ともなわず。 いたずらに身を苦しむる行なすは、かしこき人のせぬところ、まことの利益…