2009-10-24から1日間の記事一覧

法句選 #13(死にあらざるの道)

『死にあらざるの道』 死んでゆく道を人は歩み続ける 死にあらざるの道が一方にある いつかはどちらかを選ぶ時がくる はたして死ぬのでない道があるのか そんな道があれば求めるだろうか 心を静めてまずは聞いてみる 釈尊は四十五年も説いて回られた 自らを…

生き方メッセージ #12(自分を知る)

『自分を知る』 自分を知る事の難しさは 自己愛が強すぎるからだ 自分を正当化するからだ 人生が旅に例えられるのは 幸福を求め求めての旅から 自分を知る旅になるからだ 自分の限界を知るにつれ 限界の無い世界を憧れる 奇妙な存在が人間なのだ [自分を知…

施業奉仕

『施業奉仕』 若い時に施業を実習しなければならない 他に役立つ事の喜びを体験しなければならない 日本人の奉仕下手はそうした学習がないからだ 余裕があるから奉仕するのではない それが人生価値であるから奉仕するのだ 奉仕こそが最高の豊かな生き方だか…

仏教による幸福への成功方式 #35(第四章三宝印 効果的先祖供養の仕方)

効果的先祖供養の仕方 先祖とは自分を生み出してくれた両親であり祖父母であり、百年前千年前もつながりのあった方々ということになります。あなたはこの先祖の肉体的心的遺伝を受け継いだのだからその影響をのがれられません。しかし又あなた自身の努力の影…

仏教による幸福への成功方式 #34(第四章三宝印 霊魂とその行方)

霊魂とその行方 我欲をもっている私共は、その我欲の根本、霊魂というものがあり、死んでもどこかに霊魂としてそのまま存在するという考えを持ち易いのですが、これを有見(霊魂存在論)と言います。少し信仰に入ると魂はあると信ずるように大概なります。す…

接点で生きる

『接点で生きる』 日常的な自分をつきつめてゆく 大いなるものへと志向してゆく この接点で自己を確立してゆく 生かされている事実が分かれば 人間目的を要する理由も分かる この接点で生きるより外はない 浮ついた人生がもの足らないなら 人間充実へ踏み込…

勤労の聖僧 桃水 #17(4修業時代 そのニ)

ところが、前述の如く、人間を教えるということは却々難しいものである。流石に、宗鉄禅師にしても、教える順序を間違えてしまったと見えて、次のような出来事が起った。 斯くてのち聖僧は15、6才になった。 少年聖僧桃水は、或る時は、三日間断食をした…