2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

釈尊の聖言 「ビクと商人」

釈尊の聖言 「ビクと商人」 「ビクらよ、もし異教の者が、おんみらに『おんみらはシャモン・ゴータマに従い、天界に生まるる為に清浄の行をなすや』と問われなば、おんみらこの問いをいとうや。」「世尊、然り」 「ビクらよ、もしおんみらが天の寿命、天の幸…

原始仏教講座 第六講(最終講) その十四

第六講 その十四 六、悪をはなれ、飲酒をつつしみ、法をよく守る、これぞなり最上の浄福。ここでは皆さんほっとする、飲酒をつつしみですからね。飲むなじゃないんです。お釈迦様の仏教では酒を飲むなという話をはずしてある場合があるんです。阿含経ではで…

小楠絶筆か

最後の最後まで酒の人。この酒の問題なければ歴史は大きく変わっただろうに残念至極。藩重役に徹底的に足を引っ張られた状況は、今現在起きていることとダブってしまう。歴史上幾たびも起ったことなのだろう。露骨な暗殺ではないものの、政治生命を絶つとい…

経と律

「経と律」 「仏教特質」 法ダンマを尊び 喜ぶ そこに仏教者の中心がある 単なる救いでない特質がある 法ダンマは一切に普遍する そこに生きてゆく根拠がある 人間を目覚めさせる特質がある 法ダンマは浄福をもたらす そこに仏教者の帰依がある 生き方を真実…

経集 92

92「勝存者を識知するは易し。敗亡者を識知するは易し。法を欲する者が勝存者なり、法を嫌ふ者が敗亡者なり」。(南伝大蔵経 第二十四巻 小部経典 二 一 蛇品 六 敗亡経 三五頁) 栄えるものが誰か、没落するものが誰かを知ることはたやすい。真理を愛好す…

釈尊の聖言 「食と眠り」

釈尊の聖言 食の量を知るとはビクが正しく思考し、食をとるにも楽しみの為ならず、身を養うて清浄の行を助けんがため、われこの食によりて古き飢えを消し、新しき飢えを生ぜしめず、罪のけがれなき安らぎに住まんと思念なすなり。 眠りを防ぐとは、ビクが日…

原始仏教講座 第六講(最終講) その十三

第六講 その十三 布施をなし、これは信者さんとしては信者としての宗教活動、修行なんか出来ませんから、布施をするか、出来るか出来ないか、これで自己点検が出来るわけです。布施を出来ないならば、自分は貧しいんです、欲望の塊です。自分が布施を出来る…

静思湧言

立腰とは精神性と実用性のバランス。 知は幸福をもたらすとは限らない。 歌を忘れたカナリヤが現代文明。 非行の根底に涙がある。 ハンググライダーは疑似飛行。カッ空イイ。 建物は重力をタテに使い、スキーは斜に使う。 義務のない権利はガラス玉。 自由の…

生き方仏教

「生き方仏教」 仏け様が亡くなられるという話は、日本仏教のみを見聞きしておられる方にはピンとこないかも知れない。インドでも釈尊が亡くなられるという事に対して、それではわれわれ凡人と差がないではないかという疑問を持った人がいる。そしていや仏け…

経集 91

91 「我等は瞿曇世尊に敗亡する人を問わんと欲す。何が敗亡者の敗亡への門なりやを問わんがために我等は来れり」。(南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二一 蛇 品 六 敗亡経 三五頁) 私達はゴータマに没落する人のことをお尋ねします。どこに没落する人の没…

釈尊の聖言 「戸を守る」

釈尊の聖言 ビクにして三法を具えれば、まことの道に入り、煩悩を滅ぼさんと勤めつつありと云わる。 三法とは五官の戸を守り、食の量を知り、眠りを防ぐことなり。 五官の戸を守るとはビクが眼・耳・鼻・舌・身の五根にて知る感覚に執着せず、心に法を知りて…

原始仏教講座 第六講(最終講) その十二

第六講 その十二 五、布施をなし、清く行い、親族を守り、非難なき生業に従う、これぞ最上の浄福なり。布施を非常に重視してあるわけです。なぜならば、布施をするということは、自分の持っているものを他に差し上げるということです、だから自分の持ってい…

経集 90

90 此等四沙門を洞察せる在家の有聞有慧なる聖弟子は、彼等一切をば斯の如しと知り、斯く見已りて彼の信は退するなし。云何が彼は染汚者と不染汚者とを、また浄者と不浄者とを同視すべけんや。(南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二一 蛇 品 五 淳陀経 三四頁…

非情の正導

「非情の正導」 病い重くしかもなお、未だ悟りにゆきついていない弟子に対してこれはまた何と非情なことであろうか。(三宝法典 第二部 第四十七項 バッカリの捨身)お前はこの信仰の道に入っているのだから、必ず救われる、何も案ずることはない、といった…

釈尊の聖言 「法による如来」

釈尊の聖言 「法による如来」 正法の王たる如来も法により、法を敬い、法を尊び、法を旗とし、法を主とし、かくの如き身口意の三業はなすべからず、かくの如き三業はなすべしと法による守護と支持を与うるなり。 法によりてのみ、無上の法輪を転ずる故に、そ…

静思湧言

かけ声の平和が無力なのは、中味を考えないからだ。 被害妄想を得意とする日本民族。 階級をなくすとたちまち不安になる文化国家。 何でも諮問、知恵在民→責任不在。 格好よく飛ぶ鳥は、いつも空腹。 銭短流行―呉れジット、サラ金、お手軽強盗。 駄じゃれを…

原始仏教講座 第六講(最終講) その十一

第六講 その十一 二、ふさわしき所に住まい、過去に善行をなし、おのれの正しき誓願を持てる、これぞ最上の浄福なり。自分にふさわしくない所にあんまり無理してローンで家を買ったりなんかして、あとで夫婦喧嘩するというのも、あまり利口ではないですね。…