2009-11-13から1日間の記事一覧

松尾多勢子 「やじより」 第七幕

第七幕 伊那谷に戻ってからの松尾多勢子は、一気に勢いを取り戻した幕府方の探索から逃れ出した志士たちの 「一時避難所」 の役割を果たした。 ところでその頃の松尾家には、ひとりの勤王の士が逗留していた。彼の思想は勤王倒幕であると同時に、徳川倒幕後…

ゆさぶり

『ゆさぶり』 時には、身体をゆさぶって 心の底の方に沈澱している 元気をかき立てねばならない よーしやるぞと掛声を それは自分に聞かせ自分にかけて 腹の底をゆさぶるものだ いのちの短さを感じるようになれば 時々こんなふうにゆさぶって 己を成熟させて…

生き方メッセージ #27(自己目的)

『自己目的』 自己目的を紙に書き出す そこから活性化が始まる 刺激がどんどん入ってくる 書き出された自己目的は 私の強力な味方になる 私をグイグイ引っ張る 自己目的にグンと打ち込み 自己目的にあくまでこだわり 自己目的の達成で充実しよう [自己目的…

法句選 #27(修道と正導)

『修道と正導』 実行の道として八聖道 真理解明として四聖諦 心情到達として離執着 理性の迷いを解脱して 感情の迷いを解脱して 眼ある者こそ最上の人 仏教者として日々を生きる 修道と正導を両輪の如くに 真実世界の広まりを期して 道の中にては八聖道、真…

勤労の聖僧 桃水 #32(6、禅林寺時代 その七)

聖僧、禅林寺脱走後の足取りに就いては分明ではないが、間もなく、聖僧の姿は山城、宇治の黄檗山に現れた。 いうまでもなく、山城、宇治の黄檗山は、聖僧と一度会見したことのある隠元禅師の開基した寺である。 聖僧の黄檗寄寓期間は、凡7、8年であろう。…

仏教による幸福への成功方式 #63(第八章ダンマ 六度 精進とは力)

精進とは力 浄土作りという大理想に対しては正行と六度がその推進力なのです。精進努力をすすめなかった日本仏教は今日の去勢となりました。弱まり易い心を互いに励まし合うのが善き友です。精進の目当てはみ仏です。世尊です。人が見ている時は水もかぶり、…

英知の道

「英知の道」 無明によりて行生じないし老死の苦悩あり 釈尊はこの人間の実際を徹見して教えられる 仕方がないなどと言っておれない現実がある 無明滅すれば行滅しないし老死の苦悩滅す 釈尊はこの人間の理想を体得して教えられる 誰にでも可能な英知の道と…

三宝聖典 第一部 第十五項 本体なし

本体なし 「すべての物が、そのものの本体なれば、その物に病苦の生ずることはなく、物につきてかくあれ、かくあることもなかれと云うを得ず。すべての物は、本体なきものなれば、その物に病苦の生ずることあり。物につきてかくあれ、かくあることなかれと云…