2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

活かし切る仏教

『活かし切る仏教』 問題があれば根本真理で対処する 問題がなければ根本理を学習する これが仏教であり万全の生き方だ 人間の究極を固定して考えるか 人間の深層を変化体と考えるか これによって対処方法は変わる 自己の深層を解決してからの人生 そこから…

生き方決定

『生き方決定』 善悪幸不幸を問題とせずに超越し 真理と一体になるという高度な境地 そのよう純粋徹底を幾人が求めるか 真理法体得の為に自分の生活を放棄し 真理法正導の為に一生を捧げるという その様な人間理想を釈尊は全現された 己の生き方は自己決定せ…

生き方メッセージ #11(生き方基本)

『生き方基本』 創造的に 積極的に これを生き方の基本とする そこに青空の様な爽快がある 友愛的に 互恵的に これを生き方の基本とする そこに共に喜ぶ世界がある 一日一日を積重ねるのだが 一貫した生き方があるなら 確かな実りが期待出来る [生き方基本…

仏教による幸福への成功方式 #31(第四章三宝印 目的と他教との違い)

第四章 ダンマ「三法印」(目的原理) すべてものごと 変りゆき われというもの あらずして 涅槃は 尊く 静かなり 目的と他教との違い 法印とは旗じるしのことです。仏陀の正法の旗じるしのことです。そしてこれは又、他教との違いをはっきり示すものです。…

互恵人生

『互恵人生』 人は何かを達成したいと願っている それによって大きな充実を得たいのだ 人間理解とはさほど難しい事ではない 何かを達成したい人に何か役立つ そうしたアクションは大歓迎される 自己理解とはそれをなし難いという事だ 人間理解と自己理解が一…

出来そうな事

『出来そうな事』 自我欲を捨てるのは難しいが 自我欲を見詰める位は出来る それが自分の正体かどうかと 自己に目覚める世界がある それに成り切る事は難しい だが憧れること位は出来る 生かされてるから生きるのだ 生きるから生かされが分かる 何ともはや申…

仏教による幸福への成功方式 #30(第三章二辺中道 念は物を呼ぶ)

念は物を呼ぶ ごはんを食べたいという念が弱いうちは食べられませんが強くなると、お米をといでごはんを炊いて食べます。つまり念が物をまねき寄せたのです。念がごはんを呼び寄せて遂にはごはんと転換してしまいます。つまり念が物化するのです。 恋人がほ…

勤労の聖僧 桃水 #15(3、聖僧の幼年時代 その五)

聖僧に就いての逸話の一つとして次の如きものがある。 或る年の梅雨の頃の出来事である。黒の衣を纏うた少年聖僧桃水は、手には美しい葵を持って、何をすることもなく、橋の上に佇んでいた。すると、折柄、檀家の一人が通り掛った。その人は、聖僧の五体とは…

仏教による幸福への成功方式 #29(第三章二辺中道 潜在意識の使い方)

潜在意識の使い方 潜在意識(奥の心)が自己の経験や先祖の経験を沈殿させているところということはお分かりでしょうから、ここではこの奥の心に素晴らしい働きをして貰って私共の人生の能率をうんと上げようではありませんか。私共は表の心のみで毎日考え行…

仏教による幸福への成功方式 #28(第三章二辺中道 正定)

正定 定(samadiサマーディ三昧)は心を正しく安定することです。これが仏教独得のものです。もっとも世尊がインドに出られる千年も前から他教の方々がその方法をやっておられましたが、世尊はそれを大成されました。しかし正定は目的でなく方法です。…

人生の甲斐

『人生の甲斐』 ただただ日常に明け暮れして 大いなるものへの渇仰もなく 年を重ねてゆく虚しさを知る 人は何らかの負い目を持ち 不完全さを思い知らされる そこから償いや祈りが生じる 何の笑い何の喜びぞと釈尊は問う 真実の世界へ目を開くことこそが 人と…

価値感覚

『価値感覚』 価値感覚というものは生来のものか 何かの動機何らかの学習によるものか それらの複合によるものかは分からない 何の為に生きるのかと考える事がある 騒音の中ですぐに消えてしまい易いが 現代人にとってそれは一過性のものか 価値感覚を満たす…

生き方メッセージ #10(二面的に)

『二面的に』 仕事に打ち込む事と 自分に打ち込む事と この二つは切り離せない 勤勉である事と 遊び心を持つ事と この二つは切り離せない 未来希望を持つ事と 現在計算を持つ事と この二つは切り離せない [二面的に] 時には大いに観念的に時にはひたすら行…

法句選 #11(仏教特質)

『仏教特質』 法ダンマを尊び 喜ぶ そこに仏教者の中心がある 単なる救いでない特質がある 法ダンマは一切に普遍する そこに生きてゆく根拠がある 人間を目覚めさせる特質がある 法ダンマは浄福をもたらす そこに仏教者の帰依がある 生き方を真実にする特質…

勤労の聖僧 桃水 #14(3、聖僧の幼年時代 その四)

その次ぎに、幼年聖僧桃水に強い影響を与えたものゝ中の一つとして、私は、聖僧に対する隣人の態度の変化を挙げたい。 茲で『隣人の態度の変化』というのは、桃水の、故郷、柳川の生家に於ける兄弟近隣の住民たちと、現在の円応寺に於ける弟子たち、近隣の住…

仏教による幸福への成功方式 #27(第三章二辺中道 正念その二)

心-「心は無常なり」あの人の心はちつとも分からないとよく言いますが、まことにその通りで分からないのが本当です。世尊はずっと移り変わりしないものは何一つないと教えられました。石でもダンダン大きくなったり小さくなったりします。まして人間の心は…

仏教による幸福への成功方式 #27(第三章二辺中道 正念その一)

正念 思を正しくしっかりと持ち続けることが正念です。念とは心、思い意識などと大体同じようなものです。精神作用つまり静止した心が働いたその現われのことでこの念を正しく持ち続けるのを念々相続と言います。いつもみ仏にあこがれ、自分も浄土におらせて…

三宝仏教

『三宝仏教』 三宝帰依をすることで 自己中心を外してゆく 広大な世界へ入ってゆく 三宝供養をすることで 真実信仰を深めてゆく 三宝の恵みを受けてゆく 三宝正導をすることで 真理原則を確かめてゆく 三宝中心の生き方をしてゆく [三宝仏教] 釈尊の仏教は…

大事運行

『大事運行』 われなすことをなし終えりと 釈尊及びその弟子たちは言う 理知感情の解脱を完了したという事だ 己における一生の大事を終わるとは 他の人々を正導する大事を始める事だ それは大事の連続であって停滞はない この大自然この人類が自己完了するに…

勤労の聖僧 桃水 #13(3、聖僧の幼年時代 その三)

さて、聖僧は、7才の時、肥前、武雄の禅林寺へやられた、宗鉄禅師に就いて得度することゝなったのである。 前段に説述したるが如く、肥前、武雄は筑後の柳川からは20余里離れたところにあった。誰に連れられて行ったかは不明であるが、歩いて行ったのであ…

仏教による幸福への成功方式 #26(第三章二辺中道 正精進)

正精進 未だ生じない悪い事を生じないようにし、すでに起きてしまった悪い事を止めること。未だ生じない善い事はこれから始め、すでに生じている善い事はそれを大きくのばすことが正精進です。 悪い事、善い事の基準は何か?日本仏教がそれを大衆にはっきり…

仏教による幸福への成功方式 #25(第三章二辺中道 正命)

正命 仏教徒として、あるまじき生活を止め正しい職業に精を出して命を活かし、永らえることが正命です。人殺し、泥棒が商売というのでは勿論いけないが、生き物の殺生によって生活したり、みだらなことで金を得る、人と争うことによって、うそ偽りで、或いは…

両面解脱

『両面解脱』 人間は現実にいかなる存在であるか 愚かさから真知へ変わる存在である この様に知ってゆけば無知から解脱 人間はいかにあるべき存在であるか 真知を身につけて喜べる存在である この様に心を慣らせば不安から解脱 理性において人間疑惑を解決す…

変化性に徹する

『変化性に徹する』 本来の自己などと言ってみても 余程の修練によらねば定着はしない 善にも悪にも変化し易いのが人間本質だ 受け継いできた内なる縁に左右され さらに周囲一切の外なる縁に左右され これが己だという明確さは持ち難い 縁起し変化して止まな…

仏教による幸福への成功方式 #24(第三章二辺中道 正業)

正業 殺生、盗み、みだらな事、酒飲みなどの、他を苦しめ自分も苦しめるという行いを止めて、他に施して喜ばせ導き、正しい人生目的、正見にゆきつくための行いをすることが正業です。先祖の供養或いはまことの仏陀の教えを広めるという法供養などをする正し…

原始仏教

[原始仏教]-人間の筋道を根拠にして自由と自立、ないし中身のある和合が出来る生き方は容易に見付かりません。人間の成り立ち筋道は分かりにくいものです。すべての人間学がさがしています。 人間には理性と感性がありますが、従来の生き方論は感性に訴え…

仏教による幸福への成功方式 #23(第三章二辺中道 正語)

正語 妄語(いつわり)、綺語(むだ口)、二枚舌、悪口などを止めて慈悲の心をもって相手の人が少しでも、正見正思に近づくような正しい言葉、やさしい言葉(愛語)を使うことが正語です。悪い言葉は人を傷つけ、苦しめるだけでなく自分も苦しめるのです。例…

宗教活動

『宗教活動』 善に奮起せよ と かつて釈尊は弟子信者に言われた 自分だけの安らぎに止まらずにと 三十五歳で真理を悟られた釈尊は 四十五年の宗教活動の旅を始める 弟子達もそれぞれ宗教活動をする 日本式になると一生が修行だと言う 宗教活動こそ仏教者の生…

生き方メッセージ #9(自己の確立)

『自己の確立』 結局は自己の確立だ 未熟不安定ではしょうがない 今最も必要な対策がその事だ 自己確立を何から学べるのか 自己確立は果して可能なのか 自己確立の効果はどうあるか 自己の確立を求める以上は それなりの決意が要る様だ 相当の活力を要するか…

法句選 #10(難しさに生きる)

『難しさに生きる』 他を戒めることの難しさ その都度己を顧みるからだ 己への厳しさが必要だからだ 他を導くことの難しさ 人間の在り方を意味するからだ まことの親愛さが必要だからだ 邪悪から遠ざかる難しさ 人間には弱さ醜さがあるからだ 正善聖への怠り…