法句選 #11(仏教特質)

    『仏教特質』     
法ダンマを尊び 喜ぶ
そこに仏教者の中心がある
単なる救いでない特質がある
 法ダンマは一切に普遍する
 そこに生きてゆく根拠がある
 人間を目覚めさせる特質がある
法ダンマは浄福をもたらす
そこに仏教者の帰依がある
生き方を真実にする特質がある

法を喜ぶ者は、清き心にて幸せに住むなり。賢き者はつねに聖者の説ける法を楽しむ。

[仏教特質] 多くの神々は人を救う事もある。そうした信仰にもの足らなくなった人々、知性の充足を伴う宗教を求める者には、釈尊仏教が用意されている。それは真理を中心にして、浄福と真実を全現してゆく宗教である。

     『聖者の法真理に聴き入る身の幸い』
 人間には生物的な基本性や、文化的に過剰化された欲望に自ら振り回されて苦悩する面がある。しかしその中により真実を求める価値本質もある。これは縁によって開眼されるもので、こうして人は自己を全うする可能性を持つ。


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