経集 15

15.此岸に来るべき縁となる所の不安所生の煩悩あることなきかの比丘は、蛇が古りたる舊皮を棄つるが如く、彼此の岸をば共に捨つ。南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇 品 一 蛇経 五頁)
それによって世間の生活へ引き戻されることになる、あれこれと心配してすることのない、その修行者は、この世とかの世とを共に捨てる、蛇が朽ち古りた皮を脱ぐように。(毎田周一訳 釈尊にまのあたり 一周会刊)