2010-04-20から1日間の記事一覧

原始仏教講座 第一講 その十一

第一講 その十一お釈迦様達は人が捨てた、着ないようなボロ布を拾い集めて、広い布に縫い合わせて1枚の布にして、それを衣として、日常の着物として着ておられた。インドでは普通の人も1枚の布をぐるぐると体に巻きつけるわけですから、それが衣。儀式用のと…

松のほまれ 松尾多勢子 第九

第九 刀自足利木像泉首の議に與る 文久三年二月廿一日角田忠行、洛西の等持院詣りて、足利三代の木像を観んとす。寺僧、賽を求めて、帳を開かんと、忠行嚇として怒り、罵りて曰く逆賊の像を観るに、何ぞ賽を用ひるの要あらんやと。去りて、長尾武雄、小室信…

おりじなる童話 おつきさん

吉永光治のおりじなる童話 おつきさん つきの あかるい ばんです。 くまのこ コロくんが おかあさんに ききました。 「おつきさん いくつ あるの」 「なにいってるの おつきさんは ひとつですよ」 「ちがうよ たくさん あるんだい」 「ほら みてごらん」 お…

経集 11

11.走り精進し過ぎず遅れ懈怠するなく、「一切はこれ虚妄なり」とて貪染をはなれたるかの比丘は、蛇が古りたる舊皮を棄つるが如く、彼此の岸をば共に捨つ。 (南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇 品 一 蛇経 四頁) 行き過ぎずまた後れず、「一切はこ…

釈尊の聖句 60

60 不眠者には夜長く、疲れたる人には一由旬(距離の単位)も長く、正法を知らざる愚者には流転長し。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 五 愚品 二六頁) 長く遠い道 眠らざる者に夜は長く、疲れたる者に五里の道は遠し。真理を知らざる愚かなる者…