2010-04-21から1日間の記事一覧

松のほまれ 松尾多勢子 第十

第十 刀自書類を焼き棄て自刄の意を決す 然るに、文久三年二月廿七日、つひに忠行正胤等を始め、その他同士のものは捕へられ、ついで、捕吏の刀自を索むること、いよいよ、急にして、京摂の間、殆んどその身を容るゝに処なかりしかば、昼潜み夜行きて、所々…

原始仏教講座 第一講 その十二

第一講 その十ニ縁・信・教・行・証・導・謝・施というこの八つの項目をもって仏教というものは成り立っているものである。という風に私なりにまとめた所です。日本式仏教ではこれありません。そこが私なりに取り柄であります。三宝というのが仏教の構成要素…

おりじなる童話 おばけとんぼ

吉永光治のおりじなる童話 おばけとんぼ ぼくがあそびから かえるとちゅう はしを わたっていたら かわらを トンボが すいすい とんでいた。 「うあい トンボだ。とりに いこうっと」 ぼくは いそいで はしを わたって いえに かえった。 うらにわの そうこ…

釈尊の聖句 79

79 法水を飲む者は、清澄なる心を以て快適に臥す。賢者は常に聖者の説ける法を楽しむ。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 六 賢品 二九頁) 法を喜ぶ 法を喜ぶ者は、清き心にて幸せに住むなり。賢き者はつねに聖者の説ける法を楽しむ。(田辺聖恵訳…

経集 12

12.走り精進し過ぎず遅れ懈怠するなく、「一切はこれ虚妄なり」とて瞋恚をはなれたるかの比丘は、蛇が古りたる舊皮を棄つるが如く、彼此の岸をば共に捨つ。(南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇 品 一 蛇経 四頁) 行き過ぎずまた後れず、「一切はこ…