2010-04-18から1日間の記事一覧

原始仏教講座 第一講 その九

第一講 その九その感謝は形に現れない、形に現わさすということが何かを施すということになるわけです。施すということは、物を施す、施すとは与えるというわけ、やるということです。自分が持っている物を他に与える、差し上げることが施すということ。それ…

松のほまれ 松尾多勢子 第七

第七 刀自情報に接して上京す 当時刀自は、その郷にありしが、志士より時勢の急なるを告げて、上京を促すこと頻繁なりしかば、これを夫淳齋に語り、かつ国事の忽にすべからざるを以てせり。淳齋またかねてより、勤王の念厚かりしも、平素多病の身、自から起…

釈尊の聖句 204

204 無病は最上の利にして、満足は最上の財なり。信頼は最上の親族にして、涅槃は最上の安楽なり。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 十五 安楽品 48頁) 真の道 無病は第一の利、満足は第一の富、信頼は第一の親族、ニバーナは第一の安らぎなり…

経集 9

9.走り精進し過ぎず遅れ懈怠するなく、一切はこれ虚妄なりと世間を知るかの比丘は、蛇が古りたる舊皮を棄つるが如く、彼此の岸をば共に捨つ。 (南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇 品 一 蛇経 三頁) 行き過ぎずまた後れず、「一切はこれ虚妄」と世間…