2009-11-08から1日間の記事一覧

法句選 #24(褒めそしり)

『褒めそしり』 世間一般は何を高く評価するか 時代の流行によって評価は変わる 人は褒めたりそしったりもする 世間を超える真の仏教であれば 世間の評価を期待してはならない 期待はしばしば迎合になるからだ 世間の期待や評価にかかわらず おのずから行わ…

二極構造

『二極構造』 今日のように生活水準が高くなると 単なる必要品では売れないというが 戦争準備に金をかけずにすむからだ ワンポイント・ファッションの様に 人間性に根差したものを作れという だがその人間性というものは何かだ はてしない欲望追求の人間性と…

松尾多勢子 「やじより」 第三幕

第参幕 要人暗殺がピークに達すると、幕府方京都守護職松平容保は治安の強化に乗り出した。 幕府の密偵を増やし、新規取締機関として新選組を設置したのである。これらは尊皇攘夷の魁たる長州藩に目をつけ、怪しいと睨めばアジトを調べ上げたし、場合によっ…

勤労の聖僧 桃水 #28(6、禅林寺時代 その三)

一方、結冬安居に於ける衆僧の起床時刻は何刻であったろうかと考えてみよう。それは非常に早いに違いない、のみならず、この寺の小僧たちの起床時刻は更に早いものに違いない。また聖僧の性格からその日常生活を想像してみるに、聖僧の起床は、非常に早いも…

仏教による幸福への成功方式 #56(第七章ダンマ 四聖諦 祈念法)

祈念法 四聖諦によって宗教的に苦滅の目的を習ったのですが、更に人生問題の積極的解決、真の幸福の達成法としてもう一度研究して毎日の生活にこの祈念法を活用して皆が幸福になりましょう。 苦諦-問題をしぼれ!私共は何となく不安と恐れと不満をもってい…

確かな支え

『確かな支え』 何物にも煩わされる事がない 自ら在るように在るとしたら それは自由自立自発の世界だ 動揺のない心の安らぎとは 自分を超える大いなるもの 確かな支えを尊敬する事だ 日に日に道を新たにするには 生かされに徹する外にはない 真実真理に踏込…

三宝聖典 第一部 第十項 ボン天の請い

ボン天の請い その時、サバ世界の主ボン天は、世尊のみ心知りたれば、 「ああこれこそまさに世の亡び、如来、応供、正等覚者は説法の熱意を欠きたもう。」 かくなげきつつ、すみやかに世尊のみ前にあらわれて、上衣の右肩をぬぎ、膝を地につけ、合掌礼拝して…