法句選 #24(褒めそしり)

    『褒めそしり』       
世間一般は何を高く評価するか
時代の流行によって評価は変わる
人は褒めたりそしったりもする
 世間を超える真の仏教であれば
 世間の評価を期待してはならない
 期待はしばしば迎合になるからだ
世間の期待や評価にかかわらず
おのずから行われるのが仏教だ
昔も今もそう在るのが真仏教だ

   ひたすらにそしられたる人も、ひたすらに称えられ たる人もなし。いにしえも今も、未来にもかかる人なし。

[褒めそしり] 先祖供養やご祈祷をすれば幸福を願う人々に評価される。だがそこから真の仏教へ進むという事は希れである。信者においては少欲知足仏教者においては無欲を基本とする、三宝中心の仏教は評価され難いものだ。   

『迎合をせぬ宗教活動は評価され難い』
 偉大な力神秘な力を主にする信仰は何時の時代も盛んである。だが真理を主にする三宝仏教が日本に入ったのは百年そこそこである。これはまさに世間の評価や期待を超える宗教だから広まり難い。だが最も必要な宗教ではある。


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