先祖供養
『先祖供養』
善きにつけ悪しきにつけ先祖を供養し
先祖との生命のつながりを明確にする事で
その人その家族は活き活きとなり好転する
先祖供養は宗教以前の親子の道徳だが
宗教が薄れた曰本では大いに必要だ
そこから真の宗教への心も芽生えてくる
先祖供養は善悪幸不幸の段階ではあるが
これをぬきにして在家の幸せは得がたい
ましてや宗教への徹底などは望みがたい
[先祖供養]
先祖を大事にし、その足らない分を補ったり、今日を感謝する事は子孫として大切な事である。だがそれは親子の道であって信仰や宗教ではない。人間としての究極的な問題に関しては本式の信仰や宗教が必要である。
『先祖供養は宗教の代行となり得ない』
供養とは生きている宗教者などに食べ物をさし上げる事が本来の意味であったが、日本では権力者が宗教者を養ったので、一般信者が供養する習慣を持たない。何か願い事をする時にのみお賽銭を上げるという取引になっている。田辺聖恵