2010-05-15から1日間の記事一覧

原始仏教講座 第二講 その二十一

第二講 その二十一三邪見その三つを三つの邪見、三邪見というわけです。神様の意思によって人間の幸不幸が決まっている。あるいは運命によって全て決まっている。あるいは偶然で全て決まっているという三つの誤った考えである。こういう話は日本仏教では全然…

山頭火に寄せて 至情 山頭火

『至情 山頭火』 戒律をきびしく守るでもなく といって戒をことさら破るでもなく そうせざるを得ない心情の旅 種田山頭火は己の弱さの故に 己をいつわりつくろうこともし得ず その至情にうながされて旅を続ける 山頭火の句はすき透った悲しさだ くずおれる一…

先祖供養

『先祖供養』 善きにつけ悪しきにつけ先祖を供養し 先祖との生命のつながりを明確にする事で その人その家族は活き活きとなり好転する 先祖供養は宗教以前の親子の道徳だが 宗教が薄れた曰本では大いに必要だ そこから真の宗教への心も芽生えてくる 先祖供養…

経集 35

35.一切生物に對して三悪行の笞を控へ、彼等の何れをも害することなく、子女を得んと欲せざれ、況んや朋友をや、犀角の如く応に独り遊行すベし。(南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇 品 三 犀角経 十四頁) 一切の生きものに杖を振るはず、その一つ…

釈尊の聖句 264

264 剃髪すと雖も、戒を破り、妄語を語る者は沙門にあらず。欲望と貪欲とを有する者、いかで沙門たるべきか。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 一九 法住品 五七頁) 出家への近接 髪をそりおとしたとて、規律を破り、いつわりを云うものは、出家…