経集 35

35.一切生物に對して三悪行の笞を控へ、彼等の何れをも害することなく、子女を得んと欲せざれ、況んや朋友をや、犀角の如く応に独り遊行すベし。南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇 品 三 犀角経 十四頁)
一切の生きものに杖を振るはず、その一つをさへ悩ますことなく、子供や仲間を欲しがらないで、犀の角のようにたゞ一人歩いてゆかう。(毎田周一訳 釈尊にまのあたり 一周会刊)
一切の生類に対して刀杖を加えず、一つとしてこれをそこのうことなく、子をも得んと願うことなかれ。いわんや友をや。 一人遊行なすこと犀牛の如くせよ。(田辺聖恵訳)
殺生をしない、これが至上命令でなければならないのに、一殺多生などというものが多すぎる。誰が殺される側に立ちたいか。生死を超える者のみが真の生地を知る。わが子、わが友を求めていては生死は超えられない。己の生死にこだわる者は、他の生命をふんだんに踏みにじり易い。そこに絶対平和がある。田辺聖恵

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