2010-04-30から1日間の記事一覧

原始仏教講座 第二講 その六

第二講 その六お釈迦様時分は毎日托鉢に行かれる、托鉢に行かれることが信者指導なんです。お話をなさらなくても裸足で、自分で自ら歩いて行って家の前に立たれる。その修道者、宗教者としての宗教家としてのまじめな姿を見せる事自体が人々に尊敬の心を起さ…

松のほまれ 松尾多勢子 第十九

第十九 刀自の余生 明治二年三月、車駕東京に移らせ給ふ、刀自は、この成典を拝し奉りて後、直ちに児孫を引き具して、故郷に帰りたり。 刀自の始めて出府して、領主松平侯に謁せしより、こゝに二十年、日夜勤王の為めに.東奔西走して、一家を顧みるの暇なく…

おりじなる童話 いぬがそらにむかってほえるのは

吉永光治のおりじなる童話 いぬがそらにむかってほえるのは 「いぬを さんぽに つれて いってちょうだい」 ぼくが いえに かえったら おかあさんが ゆうごはんを つくりながら いった。 「あした いくよ」 「あした あしたって いつも いって いかないじゃな…

経集 21

21.世尊宣はく、筏(聖道)は既に組まれ善く作られたり、以て暴流を調伏し已に度りて彼岸に到れり、今や筏の要あることなし、故に若し天よ、汝望まば雨を降らせよ。(南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇 品 二 陀尼耶経 八頁) 筏はしっかりと組まれ…

釈尊の聖句 152

152 寡聞の人愚者は牡牛の如くに老ゆ。彼の肉は増せども、彼の智は増すことなし。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 一一 老品 四〇頁) 少聞 聞くこと少きこの人は牛のごとく老ゆ。肉は太れど知恵は増すことなし。(田辺聖恵訳) ◎聞法のシンドサ…