2009-12-31から1日間の記事一覧

横井小楠先生を偲びて 3 小楠先生の生涯 (その九)

処が、安政四年に至り、福井藩よりの招聘問題が起った。同藩主松平春嶽(慶永)は当時の大名中では傑出した人物で、近年米国をはじめ外船頻りに渡来し、隨つて国内の人心恟々として容易ならぬ時勢となれるを深憂し、一方には屡々幕府に建白する所有り、一方…

三宝 第148号 「仏教は初中後一貫して施業」

三宝 第148号 「仏教は初中後一貫して施業」 田 辺 聖 恵 人は誰でも豊かに幸せに生きたいと思う。それは何故かと云うと、どうも理由が見付からない。人間は何故生きるのかと、改めて自分に問うてみて明確に答え得る人は非常に少ないであろう。 古来、宗…

三宝聖典 第一部 六三項 三つの座席

三つの座席 時に世尊、ビク衆と共にコーサラ国へ正導の旅をなされ、、ベーナーガプラ村に入りたまえり。村のバラモンの在家者らは世尊のみもとに参り、一方に坐して申し上げたり。 「世尊ゴータマよ。世尊の御からだは静かにととのい、御顔は清らかに輝けり…

活気 形をなす

『活気 形をなす』 活気 形をなす 溢れるような生命衝動があれば 何かをせずにはいられない 活気をいかにして再生産するか もともとそれは生命衝動であるから 衰亡旺盛は己を原因とし己次第だ 一度び形をなせばそれは活気を呼ぶ 形なき活気と形ある形の循環…