2009-12-30から1日間の記事一覧

横井小楠先生を偲びて 3 小楠先生の生涯 (その八)

嘉永六年米使ペリー来航するや、弘化四年以来家老職を辞していた盟友監物は相州に於ける肥後藩警備地の総帥に起用せられたり、前述漫遊中萩にて尋ねたけれども面会するを得なかった吉田松陰が海外視察の目的を以て長崎に来舶中の露船に搭乗せんが為に江戸よ…

三宝 第90号  「信に二種」  善と善因

善と善因 善とは幸福である。幸福とは簡単に云えば欲望の充足である。従って価値がある場合もあれば、むしろ反価値の場合もある。ガンに必らずなるというタバコを吸って満足しているのも、一種の幸福である。しかし、あまり自己の生存と価値への方向づけ、社…

三宝聖典 第一部 六二項 三つの邪見

三つの邪見 時に世尊、祇園精舎にてビクらに法を説きたまえり。 「ビクらよ、ここに三つの邪見あり。その第一は、人間がこの世において経験なす、いかなる苦も楽も、苦にあらず楽にあらずも、すべて前生の行いの因によるとの主張なり。第二はこの世のすべて…

自由と限定

『自由と限定』 野放しのような自由の中では 本当の幸せや喜びを得られるか 第一野放しにあって生きられるか 様々な拘束限定の中にあって ただただ順応する生き方と スプリングボ−ドにする生き方 適度な自由適度な限定を求める 環境を自ら選択する生き方で …