経集 148

148 互に他を欺瞞すること勿れ、何処にても何者をも軽賎せざれ。惱害によりて、瞋恚の想によりて、互いに他を苦しめんと欲すべからず。南伝大蔵経 第二十四巻 小部経典二 一 蛇品 八 慈経 五十三頁)
一体、人は他人が自分を瞞したからといつて、その人を瞞さねばならぬといふことがあらうか、そして何処にいても、人を軽んじないがよい。又怒りを胸に抱いて、人を憎み、相手を苦しめようなどと思ふべきではない。(毎田周一訳 釈尊にまのあたり 一周会刊)