経集 135

135 実に自ら阿羅漢に非ずして、阿羅漢なりと公言する者は、梵天を含めたる世間の賎、この者が実に最下の賎民なり。我が汝らに説明せし所の此等の者が賎民と言はる。南伝大蔵経 第二十四巻 小部経典二 一 蛇品 七 賎民経 四十八頁)
自分は実際に値打ちのある人でもない癖に、如何にも値打ちのあるやうに自分を認めている、この神々をも含む世間での盗人こそ、実に最低の「賎民」である。私があなたのために説いた以上の者達が賎民と名付けられるのである。(毎田周一訳 釈尊にまのあたり 一周会刊)