2010-05-17から1日間の記事一覧

原始仏教講座 第二講 その二十二

第二講 その二十二業報論では何が正しいかというと、業報論といわれたものです。それは行いに対して報いが来るということです。その業報論、それが行いに対して報いがくるということ、いい行いをすればいい報いがくるということです。悪いことをすれば悪い報…

山頭火に寄せて 己をみつめる

『己をみつめる』 修行の旅というでもなく 人々からの遠ざかりでもなく 托鉢して世間の暖かさを知って投宿 三日も四目も宿屋につけず 一杯のんでふっくらとご気嫌になって 潮さいに眠りをとられて野宿 己をみつめ 自然をみつめ わびしさと喜びをかみしめ た…

経集 36

36.交はりをなせし者に親愛あり、親愛に従ひてこの苦生ず。親愛所生の過患を観察しつゝ、犀角の如く応に独り遊行すべし。(南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇 品 三 犀角経 十四頁) 人と触れ合えば愛著が生ずる、その愛著からこの苦しみが生じる、…

釈尊の聖句 267

267 この世に於て善と悪とを棄て、梵行を修し、慎重に世を行く者は、実に比丘と称せらる。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 一九 法住品 五八頁) 善悪を見る この世にて善悪をしりぞけ、清き行を修め、正しく見て世間をわたるものこそ、ビクと呼…