釈尊の聖句 267

267 この世に於て善と悪とを棄て、梵行を修し、慎重に世を行く者は、実に比丘と称せらる。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 一九 法住品 五八頁)
 善悪を見る      
この世にて善悪をしりぞけ、清き行を修め、正しく見て世間をわたるものこそ、ビクと呼ばるゝなり。(田辺聖恵訳)
◎善悪に対して明々白でなければ、その次の段階の清き行への熱意もわいてこない。正しく見る目、それは半眼にして鋭敏でなければならぬ。世間の善悪に無関心であるのは、己を立腐れさせている証拠。清き行こそ、日常善を導く正導行、施の一道、生き生きとした生き方の基礎というべきか。田辺聖恵

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