2010-04-26から1日間の記事一覧

松のほまれ 松尾多勢子 第十五

第十五 刀自水戸浪士を設きて飯田藩との衝突を避けしむ 元治元年甲子十月、水戸浪士藤田小四耶.武田耕雲斎、山口兵部、田丸稽之衛門等、筑波山の囲みを出で、上京して事を闕下に訴へんとし、八百余の精鋭を率ひて、途を信州に取り、和田の駅に到りぬ。諏訪…

原始仏教講座 第二講 その二

第二講 その二しかし本来はお釈迦様の時代、お弟子さん皆托鉢に行かれた、お釈迦様も毎朝托鉢に行かれたわけです。人間ですから。人間ですからと言うのはご飯を食べるわけです、そしてそれは1日に一食です。そしてうまいもまずいも言われない。黙って食べら…

おりじなる童話 よっぱらった き

吉永光治のおりじなる童話 よっぱらった き ゆうがた ガラガラー げんかんの ドアが あいた。 「ただいま~」 おとうさんの よろよろ ごえが きこえてきた。 「おさけ のんで きたんだ」 ぼくが げんかんに でてみると おとうさんが だいのじに なって ねて…

釈尊の聖句 217

217 戒行と正見とを具へ、正法に住し、真実を知り、自ら自己の業務を行ふ者、世人はかゝる人を愛好す。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 十六 愛好品 50頁) 生活規範 規律と正しき考えをもち、法にしたがいて暮らし、真実を語り、おのれのなす…

経集 17

17.五蓋を捨断して苦なく疑惑を度(わた)り、煩悩の箭を離れたるかの比丘は、蛇が古りたる舊皮を棄つるが如く、彼此の岸をば共に捨つ。 (南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇 品 一 蛇経 五頁) 五つの障害を切り捨てゝ、安らかに疑いを離れ苦を超え…