原始仏教講座 第二講 その二

第二講 その二

しかし本来はお釈迦様の時代、お弟子さん皆托鉢に行かれた、お釈迦様も毎朝托鉢に行かれたわけです。人間ですから。人間ですからと言うのはご飯を食べるわけです、そしてそれは1日に一食です。そしてうまいもまずいも言われない。黙って食べられる。信者さんがどうぞ食べてくださいと言い、そう言うとそのお家に上がって頂きなされる、食べられた後、少しお話をなさって、それから帰られる、ということです。お弟子さんも同じです。

要するにご飯を食べに行くんだというのであれば、お弟子さんが貰いに行っていい訳です。なぜお釈迦様は、もう一大指導者ですから、指導者である、仏教開いた方で、沢山のお弟子さん持っておられるお釈迦様自身が、何故毎朝托鉢に行かれたかです。ここがキーポイントなんです。ご飯を貰いに行ったのではない。

托鉢に行かれるという事は信者さんの方が、ご飯を修行者、修道者、宗教家に差し上げ供養することによって功徳を積むチャンスを与えるということなんです。

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