2010-03-28から1日間の記事一覧

三宝法典 第二部 第七〇項 解脱を得たる者

解脱を得たる者 時に世尊、ラージャガハのガランダ竹園にましませり。トクシタバラモン来たりて問いたてまつれり。 「ゴータマよ、教団のビクにして一人にても、真にニバーナを得たるものありや。」 「バラモンよ、ただ一人、二人ないし五百人のみならず。あ…

弟子と信者の種々相 (下)

在家道としての「人間らしさ」 先の慈雲尊者が、「人間らしさ、人間になれ」という在家指導になったのは、その人柄もあるが、原始仏教経典(アーガマ)に馴染み、釈尊仏教のあり方を歴史的事実として捉えることが出来たからであろう。大乗経典だけしか知らな…

弟子と信者の種々相 (上)

常識を土台とせよ ある宗教団体で、二千組もの集団結婚が、教祖の霊感的指名によってなされて有名?になつたことがあるが、これを常識線上のものとは思えない。熱心ということと狂信は全く違うはずである。それは常識を土台にしているかどうかである。常識と…

釈尊の聖句 25

釈尊の聖句 25 奮励により、不放逸により、自制により、また調御により、賢慮ある者は瀑流(煩悩)の侵すことなき洲(避難所)を造るべし。 (南伝大蔵経第23巻小部経典一 法句経 二 不放逸品 21頁)努力向上により、わがままならざるにより、自制によ…