釈尊の聖句 25

               釈尊の聖句
25 奮励により、不放逸により、自制により、また調御により、賢慮ある者は瀑流(煩悩)の侵すことなき洲(避難所)を造るべし。
(南伝大蔵経第23巻小部経典一 法句経 二 不放逸品 21頁)

努力向上により、わがままならざるにより、自制により、訓練により、賢き者は、はげしき流れにおかされざる避難所を作るべし。(田辺聖恵訳)

◎仏教とは努力向上を目ざすもの。努力によって悟るのではないが、努力の伴わない信、自己との斗いをうらづけとしない信は、絵に画いた餅。自分を甘やかすことで、この人生の荒波をのりきることはむずかしい。
 防波堤は、つねに補修されねばならぬ。ブッダ世尊は依り所、避難所を作って下さった。しかし私どもは、その避難所でどう暮らすかで自己を確認せねばならぬ使命が与えられている。    田辺聖恵

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