2010-06-18から1日間の記事一覧

経集 44

44.落葉せし晝度樹の如く、鬚髪厳飾等の世俗の相を取り除き、道精進の雄者は世俗の結縛を断じて、犀角の如く応に独り遊行すべし。(南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇 品 二 犀角経 十六頁) 葉の落ちたコヴィラーラの木のように、世俗の生活のしる…

山頭火に寄せて 帰らざる旅

『帰らざる旅』 昼食を野良猫にたべられ そのたべ残しをありがたく頂き 犬がくわえてきた餅をもらう 経五寸ほどの大きな餅を 最後の托鉢と書きしるす山頭火 自分は あまりに頑健だとも 日記がと絶えて 翌日倒れ その翌日 帰らざる旅に立った はてしない 巡礼…

釈尊の聖句 318

318 罪なきことを罪ありと思ひ、罪あることを罪なしと見る、邪見を懐ける衆生は悪趣に到る。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 二二 地獄品 六六頁) 罪とは何か 罪なきことに罪ありと思い、罪あることに罪なしとみる。あやまれる考えをいだきて、…