釈尊の聖句 318

318 罪なきことを罪ありと思ひ、罪あることを罪なしと見る、邪見を懐ける衆生は悪趣に到る。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 二二 地獄品 六六頁)
 罪とは何か   
罪なきことに罪ありと思い、罪あることに罪なしとみる。あやまれる考えをいだきて、人々は悪しき所に行く。(田辺聖恵訳)
◎方では罪深い凡夫であると安易にうけ売りし、一方ではまるで罪一つ無いとする。己をつきつめて考えないことによるので、そのことが罪深さの証拠。法律と道徳と宗教の各基準を明確にせよ。罪の意識をまず整理すべきだ。根本に何が正しいかという真理観が無いことには主観的ノイローゼ。(田辺聖恵)

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