2010-06-06から1日間の記事一覧

経集 42

42.四方の有情に瞋怒なく、多少の衣食住にて満足し、諸の危険にも堪へて動転せず、犀角の如く応に独り遊行すべし。(南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇 品 三 犀角経 十五頁) この世のどこへ行っても物を傷めず、あるだけのもので満足し、どんな危…

山頭火に寄せて 生と死のはざま

『生と死のはざま』 句作のために生きてゆくのか 生きるために句作が必要なのか その二つの重みを背負ってゆく山頭火 酒のうまさのために一杯 己の弱さのためにもう一杯 さらにもう一本と路上に己を失う なに人も責めはしないのに 己を責め巳を嘆き仏書を読…

教えに導かれる

教えに導かれる 田辺聖恵 二千五百年前も今も問題となり易いのが嫁と姑の間である。もし人類が進化するのであるのなら、こうしたことはもうとっくに卒業してうまくゆきそうなものであるが、現在は親の方が同居を望むのが八十%近いのに、子の方は五十%しか…