2010-04-29から1日間の記事一覧

松のほまれ 松尾多勢子 第十八

第十八 刀自児孫を従軍せしめたる後なほ京都に止まる 刀自、児孫等を、従軍せしめたる後は、なほ輦轂の下に止まり、しばらく身を同士三輪田元綱の家に寄せ、後また岩倉卿の家に入りて、客分となり、専ら国事の為めに奔走せり。 当時、三輪田真佐子女史もまた…

原始仏教講座 第二講 その五

第二講 その五自分の生活がそういう風に権力者、パトロンによって保証されると、非常に哲学的な高級な話ができますよね、相手が分かっても分からなくてもいいわけです。食い扶持は権力者が賄ってくれる。非常に哲学的な高級な話をしても、信者さんが分からな…

おりじなる童話 くるまにひかれたの だあれ

吉永光治のおりじなる童話 くるまにひかれたの だあれ 「うあー」 くみこが なきながら いえに かえって きました。 「どうしたの」 おかあさんが ききました。 「ひかれたの」 くみこは なみだを ちいさなてで ふきながら いいました。 「だれが ひかれたの…

釈尊の聖句 146

146 何の喜びぞ、何の歓びぞ、世は常に燃えつゝあるを。汝等は暗黒に蔽はる。何ぞ燈明を求めざる。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 一一 老品 三九頁) 燃える つねに燃えつゝあるに、何の笑いぞ、何の喜びぞ。おんみらは闇におゝわれて何ゆえに…