釈尊の聖句 146

146 何の喜びぞ、何の歓びぞ、世は常に燃えつゝあるを。汝等は暗黒に蔽はる。何ぞ燈明を求めざる。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 一一 老品 三九頁)
 燃える
つねに燃えつゝあるに、何の笑いぞ、何の喜びぞ。おんみらは闇におゝわれて何ゆえに、あかりを求めざるや。(田辺聖恵訳)
◎愚痴・欲・怒りこれらの激しい煩悩によって人々は、身も心も焼かれつゝある。それが幸福だと錯覚している。死は大地を打つより間違いない。目覚めよ人間の実体をよく視よ。己一個の問題がかたづかないで、どうして社会や世界のことが云々出来るのか。真理、真実のあかりを一目も早く求めねばならぬ。田辺聖恵

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