2010-04-11から1日間の記事一覧

経集 3

3.急流する輪廻の流れを涸渇せしめ、渇愛を残りなく棄断せしかの比丘は、蛇が古りたる舊皮を棄つるが如く、彼此の岸をば共に捨つ。 (南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇品 一 蛇経 二頁) 流れる早い水の流れを涸れさせて、渇愛をすべて断ち切った、…

釈尊の聖句 185

185 誹らず害はず、規律を厳守し、食するに量を知り、孤独に坐臥し、高尚なる思慮に専念す。これ諸仏の教えなり。 (南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 一四 仏陀品 45頁) 六つの欠損 そしらず、そこなわず、規律を守り食の量を知り、辺ぴなると…

松のほまれ 松尾多勢子

松のほまれ 松尾多勢子 第一 刀自とその時代 嘉永六年六月四隻の米鑑来りて浦賀湾頭に錨を投じたり。この警報の一たび江戸に達するや、幕府の驚き一方ならず急使を京都に馳せて、叡聞に達せしめ、一方にはまた、在府の諸大名を城中に集めて、その意見を問ひ…

おりじなる童話  アイスクリーム

吉永光治のおりじなる童話 アイスクリーム ぶたの トンコと トンキチは のはらで あそんで いました。 「あつい あつい アイスクリームが たべたいわ」 トンコが あせを ふきふきいいました。 「ぼくが かってこよう」 トンキチは はしって おみせに いきま…

経集 2

2.池に生ぜる蓮華をば子等が潜りて折るが如く、貪りを残りなく棄断せしかの比丘は、蛇が古りたる舊皮を棄つるが如く、彼此の岸をば共に捨つ。(南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇品 一 蛇経 一頁) 池に生える蓮華を水に潜って切りとるように、愛欲を…

原始仏教講座 第一講 その二

第一講 その二縁・信・教・行・証・導・謝・施それは仏教というものを私なりに、学習して、まとめ直したのですが、それを今から簡単に説明します。八つの項目で仏教を捉え直すというか、まとめたということです。 縁 第一番は「縁」−縁があってまさにこうい…