入滅の予言 時に世尊、ベーサーリーに托鉢なし、食事を終えてチャーパーラのやしろに向かいたまえり。 「アーナンダよ、われ（背の痛みを覚ゆれば）チャーパーラにて日中の休息をなさん。」と。 世尊、座につかれ一方に坐せるアーナンダに仰せられたり。 「…

吉永光治のおりじなる童話 いす ぼくが いすに すわって マンガを よんでいたら 「けんちゃん」 だれかが ぼくを よんだ。 「なあーに」 ぼくは ふりかえった。 へやには だれも いなかった。 「おかあさん ぼく よんだ？」 だいどころに いって きいたら 「…

３３ 賢慮あるものは、戦慄し護り難く制し難き心を直くすること、宛ても箭匠の箭に於けるが如し。 （南伝大蔵経第２３巻小部経典一 法句経 三 心品 ２２頁） 「矢を直す」 おそれおののき、動ようし、守りがたく、おさえがたき心を、賢き者は正しくす。矢作…