2010-03-21から1日間の記事一覧

日本宗教の無拘束と不毛

慈雲尊者 法語抄 宗旨がたまりは地獄に堕するの種子。祖師びいきは慧眼を害するの毒薬。今時の僧徒多くは我慢偏執ありて、我祖は仏菩薩の化身なりと云ひ、天地の変陰陽の化をとりて、我祖師は不思議の神力なりと説き、愚痴の男女を誑す。仏説によるに、末法…

三宝法典 第二部 第六二項 パセーナディ王の法塔

パセーナディ王の法塔 時に世尊、鹿子母講堂にとどまり、日中の暑さをすごされたまい、夕暮れ静思より出でられて、水浴ののち、背を乾かさんがために坐したまえり。 アーナンダは手にて御身体をなでて申し上げたり。 「世尊、世尊のかのうるわしき肌の色つや…

「仏教とは誰でも進める生涯学習 」 哲学から宗教へ

哲学から宗教へ 今日、仏教の解説書を読むと、哲学思想として『縁起』のことにふれている。しかし釈尊は単に思想哲学を求めたのではない。その縁起という根本真理をつかむことによって、知的追求を終らせ、感情的安定を確かなものとし、ついに自己を解決なさ…