2010-01-10から1日間の記事一覧

横井小楠先生を偲びて   五 開国論と世界平和論  そのニ

先生はかくの如く勇進的開国論の大立物であったが、当初から開国論者であったかといふに、決してそうではなく、安政年間に入るまでは、激越な攘夷論者であった。 それで水戸の藤田東湖・会澤正志斎などと結託し、肥後勤王党とも交驪し宮部鼎蔵・永鳥三平等と…

三宝 第152号  「釈尊仏教の原型」

「釈尊仏教の原型」 田辺聖恵 二千五百年前の釈尊が、歴史上の実在者として正導された、その仏教の原点は何か。仏教を知りたいと思う者がまず思うことは、あるいは最後に思うことは、その仏教の原点であろう。 原点とは単なる初めのことではない。その事の煮…

自信をもって

『自信をもって』 生かされているという事実 自分だけが生きるのでない事実 すべてが関わり合っている事実 無数の事実が積み重ねられて その中心に私がいるのだから 私は私を信じねばならない 私には私に最適の道がある チェックポイントでチェック 自信をも…

三宝法典 第一部 第73項 四聖諦の解説

四聖諦の解説 時に世尊、ビクらをともないてベナレスにおもむき、ミガダーヤにとどまりて仰せられたり。 「ビクらよ、如来はこのミガダーヤにおいて、いまだかつて説かれたることなき、無上の法輪を転じられたり。そは四聖諦にして、明らかに説かれ、組立て…