2010-01-03から1日間の記事一覧

横井小楠先生を偲びて 3 小楠先生の生涯 (その十ニ)

尊攘派はかねて先生を開国論の首魁で、而かも佐幕の奸物と目し、攘夷を促進するには先づ先生を除くべきであるとしていそれを決行することになった。 そうすると肥後藩の志士堤松左衛門は自藩の奸物を除くのに他藩同志の手をかるを屑しとせず、自ら之に当らん…

三宝 第149号 出家清浄

「出家清浄」 田辺聖恵 釈尊の宗教活動は一日としてお休みということがない。朝の静思、午前の托鉢、午後の静思、夕方の法話、夜の静思、就寝とこのくり返えしである。その間に旅、移動をなされる。 特別の大会とか、何かのお祭り行事といったこともない。人…

無数自信

『無数自信』 二本の足で歩ける自信 目で物を見分ける自信 言葉を使って話せる自信 その一つ一つは小さな自信だ そのいかにも小さな自信の集積で どの様な人間も成り立っている この与えられている無数自信を フルに使わねば申しわけがない そうして人は生き…

三宝法典 第一部 第66項 変化の覚り

変化の覚り 世尊、サーバッティーの祇園精舎にましませる時、長老サーリプッタはその弟子 を正導せり。他心知通の力はブッダのみにありていまだ他の者にあらず。サーリプ ッタもいまだこの力を得ずして、弟子の心を充分に知り得ざれば、世のすべては不浄なり…