釈尊の聖句 325

325 懶惰にして大食し、惰眠を貪りて輾轉として臥し、穀類に飽満せる大豕の如くならば、かゝる愚者は再々胞胎に入る(即ち輪廻す)。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 二三 象品 六七頁)
 大豚のごとく
餌に育てられたる大豚のごとく、眠りを好み大食をなし、うとうととして床に暮らすす時には、かの愚かなる人はいくたびも母胎に入るなり。(田辺聖恵訳)
◎ブロイラー人間がこの頃増大。たゞ幸せだけを求める人間が、動物以下になってゆく。輪廻転生の恐れを抱かぬ日本人は、楽の果いが苦であることを知らぬ。幸不幸すべてが社会に原因ありとすれば、何のための教育であろうか。宗教者こそ個人の義務と恐れと奉仕施行を説きかつ、実践せねばならぬ。田辺聖恵

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