2010-04-12から1日間の記事一覧

経集 4

4.大暴流がいと弱き堤を壊すが如く、慢(おごり)をば残りなく破壊せしかの比丘は、蛇が古りたる舊皮を棄つるが如く、彼此の岸をば共に捨つ。 (南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇品 一 蛇経 二頁) 弱い葦の堤を洪水がおし流すように、思い上がりを…

原始仏教講座 第一講 その三

第一講 その三それでは何を信じるか−ということですが、特にここでずっとこれから学習してゆくのは原始仏教、お釈迦様が生きておられた頃のことを主に学習していくわけです。その方面で話します。日本仏教を一々引き合いに出すと話が混乱しますので、原始仏…

松のほまれ 松尾多勢子 第二

第二 刀自の生家と婚家と 刀自は、みすゞかる信濃国下伊郡の山本邑に、文化八年五月を以て生る。竹村常盈の長女なり。人となり温厚篤実にして、気節高く、幼き頃より、古典和歌などを学び、とりわけ歴史を読むをこの上なき楽みとせり。されど片田舎の事とて…

目次

原始仏教講座 目次 【1】原始仏教 【2】意味・確実・充足 【3】要点化 【4】尊敬供養 【5】予備知識 【6】信者の五法 【7】三宝 【8】互恵真理 【9】原理に即して 【10】施し与え 【11】生きるともなく 【12】欲望を欲求へ 【13】本質実行