2010-04-07から1日間の記事一覧

三宝法典 第二部 第八〇項 仏舎利の分配

仏舎利の分配 かくて世尊、入滅したまえるに、欲よりはなれざるビクらのある者は、悲しみて泣けり。 「あまりにも早く世尊は、入滅なしたまえり。あまりにも早く善逝は、入滅なしたまえり。あまりにも早く世間の眼は、姿をかくしたまえり。」と。 また欲をは…

釈尊の聖句 134 

134 汝若し壊れたる銅鑼の如く、黙して言はざれば、汝は既に涅槃を得たるなり。汝に忿怒あることなし。(南伝大蔵経第23巻小部経典一 法句経 一〇 刀杖品 37頁) 破れたるドラ鍾のごとく、おんみもし声を立てざれば、ニバーナを得たるなり。おんみに…

「入滅の意味」 幸不幸を超えた世界

「入滅の意味」 幸不幸を超えた世界 二月十五目は、釈尊がその肉身を捨てられた日である。熊本ではネハン会とし、高麗門の寺々では釈尊が亡くなられる時の図絵をかかげ、お祭りをする。その時、門前市として、植木市が始められるので、人々は植木市として知…

釈尊の聖句 92

92 蓄積することなく、正念食をなし、空にして無相の解脱を境とする人の跡は、虚空に於ける鳥の道の如く、追随し難し。((南伝大蔵経第23巻小部経典一 法句経 七 阿羅漢品 31頁) 「真の充実」 集めたくわえることなく、飲食をよく知り、空、無相、無…