2010-01-09から1日間の記事一覧
五 開国論と世界平和論 小楠先生には名論卓説は沢山にあって、その多くは先生の語ったものや書いたものが纒まった文章となつているので、拙著「横井小楠遺稿」にも収録してあるが、掲題の二論は纏まった文章になっていないので「遺稿」にも漏れている。けれ…
先祖供養の実際 仏壇は本来、信仰の対象としての仏け様、あるいは三宝を祭る場の事で、先祖は別に祭ったものであるが、先祖も仏け様の弟子になったという意味合いで一緒に祭るのも良いであろう。位牌は先祖の霊的なものの象徴であるが、仏け様(ご本尊)より…
『慈心愛行』 自分本位はどっちみち抜けられない 他から愛されたいのも愛したいのも 自分を愛し満ち足りたいからだ 人は愛される事で愛するを覚える 愛するから愛されることも覚える 愛され過ぎると愛するを覚えない 己を慈しむ心 他を慈しむ心 己を愛する行…
和合の六法 時に世尊、コーサンビーのゴーシタ園にとどまりたまえり。その時コーサンビーのビクらは論争して、たがいに弁舌するどく攻撃し、和合に至らず。一人のビクは世尊のみもとに参りてこの次第を申し上げたれば、世尊は、 「ビクよ、わが名によりて、…