2010-01-06から1日間の記事一覧

横井小楠先生を偲びて 3 小楠先生の生涯 (その十五)

先生は此度の召命の四年前から健康以前の如くなく、ことに入洛してからは病気勝ちで出勤することは少なかったが、至尊の恩寵や輔相始め一統の優遇と同情とに感激して病苦を忍びつつ至誠を尽くし職務に鞅掌していた。 先生の病気は腎臓及び尿路の結核らしく、…

三宝 第151号 「体得と信」

三宝 第151号 「体得と信」 田辺聖恵 釈尊の仏教は覚りの宗教である。覚りとは一切の苦を無くしてしまう事である。それを苦からの脱出、解脱とも言う。これはその様な人間状態になる、体験、体得の事である。しかもそれは自分自身でその体験を自覚出来るも…

感動人生

『感動人生』 もの事に新鮮に感動する 時には手を打って感嘆する 感動し得る自分に感動する それは生きていて良かった事 それは様々なご縁による事 それは正に生かされてきた事 人生にムダは無いと言われるが 一つ一つに感動が出来るとしたら その都度都度の…

三宝法典 第一部 第69項 覚りの示し

覚りの示し 世尊、ゴーシタ精舎に安居したもう時、ピンドーラは世尊にみずからの覚りを示さんとして申し上げたり。 「わが生はつき 解脱せり。われ清き行はたしたり。なすべきことはなし終えり。これ最後の生、この後にふたたび生を受くるなし。」と。 世尊…