2010-01-04から1日間の記事一覧

横井小楠先生を偲びて 3 小楠先生の生涯 (その十三)

春嶽は政治総裁職たる重任にありながら、内外倶に危機相迫りて最も為す有るべきの秋に際し、無為無策退京したのは如何にも無責任で、天下従来の信望に背くこと甚だしく、延いては福井藩今後の立場を失うこととなるので、是に於て信を天下に回復し一藩の立場…

浄福 第74号 「人間のための 人間になる道」 人間を知りたいという欲求

浄福 第74号 昭和54年11月1日刊 「人間のための 人間になる道」 田辺聖恵 人間を知りたいという欲求 それは、釈尊が何故に求道の出家をしたかという動機を見れば分る。 欲のわざわい知リたれば。遠ざかりを安らぐ道とみて、遠ざかり のための精進に勇…

バランス統合

『バランス統合』 理知本位の積み重ねをすれば 感情は育たず遊びすら出来ない これが昂じると人格破壊になる 感情本位の積み重ねをすれば 理知は進まず自信喪失になる これでは社会に適応出来ない 理性感情行動のバランス統合は 幼児期から意図されるべきも…

三宝法典 第一部 第67項 ピンドーラと王

ピンドーラと王 世尊のみ教えによりて覚りを得たるピンドーラは、故郷の恩にむくいんがためコーサンビーに帰り、次第に世尊のみ教えをひろめたり。コーサンビーの郊外、ガンジス河の涼風吹き来たるウタカ林の並木かげに、ある日、ピンドーラは暑さをさけて静…