生き方メッセージ #54(最大関心)

 『最大関心』        
自己への最大関
人間いかに在るか在る可きか
ここに人間らしさの極がある
 物やもの事に関心を持っても
 自己がぬけているとしたなら
 人間としての生き方ではない
自分を見て見ぬ振りをすれば
その付けは自分にやってくる
自己への関心が生き方の根本
               
[最大関心] 青少年期までは自分の外なるものへ関心を持つが、壮年期までには自己への関心が高まらねばならない。何故ならば人は自己を中心にして自己を生きる存在だからである。物や地位を中心にすれば自己は薄れる。 

    『自己への最大関心こそが人間らしさとなる』
 自己を中心にするとは社会の一歯車とならず、自己の存在価値を発揮する事である。それは自我欲を高度に昇華する事である。あれもこれもの生き方から、次第に人間としての熟成的在り方に自己を煮詰めてゆく生き方である。   
                 
[最大関心] 今ようやく仕事中心、会社中心から良い意味の自己中心、人間中心になりつつあります。確かに企業や組織は赤字では続きませんが、利益中心ではその利益すら上げられないようになってきています。日本は高度社会になって、ただただお金や地位の為に働くというのでは満足しないようになってきました。

 人間らしさという言葉が誠に曖昧なのは、人々がその様な意識を持ち始めて日が浅いからである。それは経済的合理主義から人間欲望への自己解放と、人間としての存在価値実現という二極を含むものであると言えましょう。この二極においてこれから人々は大きくゆれ動くと考えられます。つまり自由を持て余す事ですね。


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