生き方メッセージ #51(先人の様に)

    『先人の様に』      
人は種々苦しみを持つ存在だが
解決しようとする存在でもある
そんな努力が自己を熟成させる
 人は時に理想を持つ存在だが
 それをつかむのは容易でない
 それには感動が必要だからだ
仕事をし生活し熟成をはかる
有意義と充実と喜びを生きる
先人はその様に生きたものだ

[先人の様に] 苦悩や問題意識を持たない者に人間的熟成はない。また先人に学び感動する事がなければ人間的熟成はない。学ぶ意欲も目的達成意欲も総て感動である。学びかつ吸収すべきはこの優れた感動なのかも知れない。

      『感動なくして人間熟成も生き方も無い』
 今日の様に変化が激しいと、過去に学んでも間に合わない様に思い易い。だが優れた先人はそれぞれの時代変化に対応して自己熟成している。単に平穏を求める心に本物の感動は無い事を知るからだ。今はその感動を問われる。 
                   
[先人の様に] 苦しみが無い所には楽も無いのですね。苦は楽の種楽は苦の種と昔から言います。そこでこの堂々巡りの空しさに気付く人は、もっと次元の高い世界を求めるようになります。所が次元の低い問題を抱えつつ、次元の高い方を求めるのは容易ではありません。だが先人は皆その困難を乗り切っているのですね。

 今日の様に経済至上主義になってしまうと、理想意識は退化してしまうが、それだからこそ先人に学んで理想意識を復活させる、いわば一大ロマンが必要なのではないでしょうか。理想意識とは感動の一大昇華と言えましょう。理想意識があれば日常的な苦は解決過程として見えてきます。それは枝葉に過ぎないからです。


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