生き方メッセージ #37(縁と原因)

   『縁と原因』        
一切は縁によって起きる
一切は縁によって滅する
一切の問題解決の原理だ
 時には自分の外縁が原因
 時には自分の存在が原因
 適確に縁と原因をつかむ
時には情報と判断の甘さ
時には自己心の未熟練さ
時には決断行動の遅滞さ
              
[縁と原因] 一般にはもの事の原因のみを追及して解決法とし易いが、生き方学においては原因ならびに条件縁を重視する。原因時にも現在時にも条件縁を伴わないもの事は無いからだ。ここに問題解決の哲学と実際性がある。

       『自己の有意義化こそ人生の学習課題』
 問題解決の第一必要は自己の有意義化である。生活難にも問題解決は必要だが、生存が満たされれば人は直ちに自己の有意義を求め始める。従って人生中期までにこの問題解決手法を体得せねば、一生を苦悩の連続とし易い。                    


[縁と原因] この所リゾ-トばやりとかで日本中が目の色を変えている感じですね。「あなた遊びなさい・私もうけます」という図式なのでしょうが、この方式はやがてバクチ万歳となりましょう。つまり生活がし易くなると人は自己の有意義化を求めるという、人間本質が無視されているからです。面白さだけの人生となります。

今の様に高学歴化すれば無意味さに耐えられないという内面形成をする。しかも有意義性が見えないとなれば、貧しかった時には考えられない苦悩を持つようになる。ここで条件縁と原因の方式を持つ解決原理が必要となると言えましょう。一面的な原因追及だけでは今日の様な複雑社会では解決力にならず応用も利かないです。


https://philosophy.blogmura.com/buddhism/にほんブログ村 仏教